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黒鳥がひさびさにやってきた
平成20年1月5日(土)

堂坂・白鳥広場に2シーズンぶりに、黒鳥がやってきました。

昨シーズンは1回も姿を見せてくれなかった黒鳥がやってきてくれました。
飛来日は平成20年1月4日の朝のことです。

一昨年来た時には、1週間ほどしかいなかったそうです。

黒鳥さんが堂坂に来てから、ほぼ毎日見に行っていますが、まだいるようです。(1月7日現在)(4日目)なるべく長くいてほしいものです。
さて、黒鳥についてです。
名前は、「黒鳥」「ブラック・スワン (Black Swan)」と呼ばれています。

学名は、 Cygnus atraus

分類上は、カモ目カモ科(ガンカモ科という人もいます)に属し、カモや白鳥と同じ仲間です。


住んでいるところですが、オーストラリア本土およびタスマニア島にすんでいる鳥です。ニュージーランドにもいるそうです。西オーストラリア州では1973年にブラックスワンを州の鳥に定めたそうです。

シベリアからやってくる白鳥などの「渡り鳥」と違い、「留鳥」といって、生まれた地域で一生を過ごす鳥です。

その黒鳥がなぜ日本にいるのか?

「動物園や個人で飼われていたものが逃げて野生化したのではないか」という人もいますが、真相は分かりません。黒鳥さんが話してくれれば分かるのですが。
成鳥の大きさは、手前に見えるコハクチョウとほぼ同じくらいだと思います。

雄で体長1.3m、雌で体長1.2m、重さにして大きいものでは9kg、平均で5kg〜6kg程度だといわれています。

雄か雌かについては白鳥と同じで外見だけでは識別することができません。
アップで見てみると、尾羽が一枚一枚きれいにカールしています。
白鳥との違いの一つです。

おしゃれな感じです。素敵に見えます。
顔の部分です。

くちばしは赤いですね。

先端部分に白い線があり、最先端も白い色になっています。

目は、アイシャドーのような赤い縁取りがしてあります。
黒鳥は、人なつっこい鳥だといわれています。

ただ、ここにいる黒鳥はたった1羽しかいないので、白鳥の群れからは少し離れていることが多いようです。

白鳥は優雅でおとなしいと考えられがちだが、見た目とは違い、極めて縄張り意識が強く、獰猛性も持ちあわせているので、近づけないでいるのかもしれません。
黒鳥の脇腹の部分を見てください。
ほんの少しだけ白いところが見られると思います。

私はまだ見たことがないのですが、羽を広げると内側は白いのだそうです。一度見てみたいものです。
白鳥の習性として「羽ばたき」を必ずするはずなので、その時に出くわせば、見られるはずです。

羽根でいうと、初列風切羽(しょれつかぜきりばね)と呼ばれる羽根だそうです。
参照ページは以下のリンクをご覧下さい。

 参照ページリンクへ(Cardis EyesさんのHP)

「黒い白鳥」といえば、みなさんご存じのようにバレエ白鳥の湖に悪役として登場しますね。第3幕で踊られる、黒い白鳥が王子と軽快なワルツで踊るさまは圧巻です。

これは「黒鳥」がいると分からなかった頃の想像上の「黒い白鳥」でした。、当時のヨーロッパでの「ブラック=悪」という認識に由来するのでしょう。

黒鳥を最初にヨーロッパに紹介された時、人々は「ありえない」「色を塗ったんだろう」「南半球は北半球の反対で白鳥まで黒い」などと言った人もいるほどで、人々はたいへん驚いたそうです。
「なぜ黒い羽根なのですか?」(白い羽根が黒く変化したわけではないと思います)と聞かれる方もいますが、それは、「なぜ白鳥は白い羽根なのですか?」と質問することと同じことです。進化の過程で、白鳥という種は「白」に、黒鳥という種は「黒」になったと言うしかないと思います。

黒い白鳥(この言い方が変ですね、黒鳥といえばいいですね)についてはみんな不思議に思っているらしく、こんな話がありますので、おまけで紹介します。

アボリジニー(オーストラリア大陸の先住民)に伝わる民話です。
白鳥が、世界でたった一つしかないブーメランを盗もうとして見つかってしまいました。悪いことをしようとした白鳥はその罰として白い羽を全部引き抜かれてしまったのです。それを見ていたカラス達。気の毒に思ったのでしょう。自分達のつけていた黒い羽を白鳥に付けてあげたそうです。これ以来この白鳥の羽は黒くなったということです。
心細そうにしている黒鳥ですが、なるべく長くいてほしいものです。

見に行ったときには、やさしくしてあげてくださいね。