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(1) 研究の成果 〜 各教科のまとめから 〜 @ 学習目標・学習内容が明確になった。 評価規準を作成することや,評価規準を明示すること,自己評価をもとにして自己評価や相互評価をさせることで教師,生徒の双方とも,より明確に学習目標や学習内容が把握でき,見通しを持って授業に取り組むことができるようになった。 ・ 単元の評価規準を設定する過程で,単元の目標をより明確に把握することができた。【国語科】【数学科】【音楽科】【保健体育科】 ・ 評価規準の作成により,学習内容が明確になり,学習活動がスムーズに行われた。【社会科】 ・ 評価規準の作成により,学習内容が明確になり,基礎的・基本的な学習事項を精選することができた。【社会科】 ・ ワークシートに評価規準を明示して,自己評価や相互評価をさせることで,生徒が学習活動内容や目標を捉えることができた。また,自分の学習状況(到達度)を把握することができた。【国語科】 ・ 授業の目標やねらいと観点別基準を合わせて単元の評価計画を作成したことにより,授業で何をどんな方法で身に付けさせるかがはっきりした。【理科】 ・ 学習課題を明確にし,学習目標や手順をわかりやすくするために,ワークシートや作業記録表を取り入れたことによって,見通しを持って授業に参加する生徒が増え,制作にかかる時間が短縮できた。【技術・家庭科】 A 学習意欲が高まった。 単元の目標や評価規準を生徒に明示したり,評価規準に基づき明確な到達目標をもって自己評価や相互評価をさせたりすることで,学習に対する関心や意欲が高まった。 ・ 学習シラバスやワークシート等で単元の目標,評価規準を含む学習計画を提示したり,ノートに書かせることで,学習の見通しや,意欲,自主性を持つ生徒が増えた。【国語科】【数学科】 ・ 評価規準を生徒に提示したことにより,学習の意欲が高まった。これは,評価の観点が明らかなために,その観点への努力を躊躇なく行えるという利点があるためと考えられる。【社会科】【英語科】 ・ 生徒名簿(エクセル1面)をプロジェクターで黒板に提示し,生徒の学習進度を自己申告の形で各自に更新させた。これにより,教師が各生徒の進度を確認・評価できるとともに,生徒もより意欲的に学習課題に取り組むようになった。【理科】 ・ 学習目標を明確にして自己評価をすることで,次時への意欲へつながった。また,相互評価により客観的な作品評価も見られた。【美術科】 ・ 自己評価,相互評価を取り入れることで,学習に対する生徒の関心や意欲の高まりが見られ,学力の定着を図ることができた。【技術・家庭科】 B 学習状況の把握ができた。 評価規準に基づく到達目標を明示したワークシートを回収,点検することで生徒の学習状況を具体的に把握ができた。生徒もワークシートに到達目標が明示してあることで,自分の学習状況を把握することができた。 ・ ワークシートを毎時ごとに回収して,学習過程における評価を継続的にすることにより,生徒の学習状況が把握でき,個別指導による支援や評価の資料として活用したり,次時の授業の軌道修正に生かすことができた。また,生徒も評価規準に基づいて自己評価や相互評価をすることで,自分の学習状況(到達度)を把握することができた。【国語科】【社会科】【数学科】 C 授業改善が図られた。 評価規準を作成することで目標や学習内容を明確にして授業がおこなわれるようになった。また,生徒に到達目標を把握させるために教育機器やワークシートによる相互評価,自己評価の工夫が行われ,授業の改善につながった。学習過程での評価の工夫も行われ,生徒の到達度の把握をもとにした授業改善も行われた。生徒自信が自分の到達度を把握して学習への意欲をもつようになったことも,授業改善に役立った。 ・ プロジェクターを用いて学習目標,評価規準等の学習計画をガイダンスすることで,限られた時間の中で見通しもってスムーズに学習を進めることができた。【理科】【英語科】 ・ 到達目標を明示し,自己評価や相互評価を工夫することで書くことや話すことの活動に意欲的に取り組む生徒の割合が増えた。(※国語科アンケート参照)【国語科】 ・ 評価規準を作成することで,生徒の実態把握と育成したい学力を構成した学習形態を立案することができた。また,評価規準の作成により,学習内容がより絞られた活動となりスムーズに行えるようになった。【社会科】 ・ 複数の教師による指導で,下位にいる生徒に対する指導,援助ができた。また,細かく生徒観察ができ,評価に生かすことができた。【数学科】 ・ 「オームの法則を理解しよう」ではなく,「抵抗にはたらく電圧を1.5Vから3Vにしたら電流はどうなる?」のように,学習課題をできるだけ具体的な形で提示することにより,課題解決のためにどのような実験をすればいいのかを予想し,本字の見通しを持つことができるようになった。【理科】 ・ 1枚のレポートに技能面を評価する箇所と思考面を評価する箇所をわけて作成したことにより,各観点での評価をわかりやすく容易にすることができた。【理科】 ・ 具体的に教科部会での話し合いをすることにより,評価に対する認識が深まりや読譜力をつける指導や箏や合唱の指導での授業改善が図られた。【音楽科】 ・ 制作カードに毎時ごとに記入したり,鑑賞ワークシートを活用することで,自分の制作状況を確認しながら見通しをもって制作したり,実技に対する意欲が高まった。【美術科】 ・ 毎時ごとの練習時間の確保,小集団でのゲーム,グループ編成の工夫により,学習意欲が高まり,基礎技能の向上が見られた。【保健・体育科】 ・ プロジェクターを用いて,前時の復習を行うことにより,基礎的・基本的な内容の定着を図ることができた。具体的には,「情報とコンピュータ」でブラインドタッチを目標に,毎時5分間キーボード練習をさせることにより,コンピュータ操作が素早くできるようになった。【技術・家庭科】 ・ 視聴覚機器を用いることで,時間の効率を図ることができた。また,毎学期スピーキングテストを実施することにより,表現に対する関心・意欲・態度が深まり,表現力の向上のきっかけになった。【英語科】
(2) 課 題 〜 各教科のまとめから 〜 @ 全単元の評価規準の作成 本年度,評価規準の設定により,目標・内容の明確化,学習意欲の向上,生徒の実態把握,授業改善が図られた。次年度,各教科で全単元の評価規準の作成が必要である。 ・ 教科部会で3年間を通した各学年の全単元の評価規準の設定と,生徒の実態等に応じた評価規準の見直しを行っていくことが重要な課題である。【国語科】【社会科】【数学科】【理科】【保健体育科】【英語科】 ・ 教師間,学年間,学校間での情報交換等を行うなどして,評価に関する客観性を高める必要がある。【社会科】 A 評価結果の生徒へのフィードバック 評価のための評価に終わらず,評価結果をより確かな学力向上に生かすために,発展的な学習や補充学習などの指導の工夫が必要である。 ・ 十分に満足できる状況に到達した生徒には発展的な学習を用意したり,努力を要する生徒には補充指導を行ったりと,個に応じて確実に学力を身に付けさせるための指導方法や指導体制を工夫していく必要がある。【国語科】【英語科】 ・ 授業者が,生徒の学習活動を分析し,努力する姿勢や学力向上の「足跡」をこまめに生徒へフィードバックする必要がある。【社会科】 ・ 練習問題をコース別に分け,発展学習や努力を要する生徒に対しての補充指導をしっかりと行うなど,基礎・基本の定着が図られる指導の工夫が必要である。【数学科】 B 学習シラバスの生徒・保護者への提示 学習シラバスを提示し,生徒に目標・学習内容・評価規準・評価方法を示すことにより,学習への意欲と見通しを持たせることができる。また,授業や評価に対する保護者の関心や信頼を得ることもできる。 ・ 全単元で学習シラバスの提示をして,教師と生徒が共に学習目標と学習の見通しを持つことができるようにする必要がある。【国語科】 ・ 生徒,保護者にできるだけシラバスを提示し,評価の観点を理解させる必要がある。【社会科】 C 評価を生かした指導過程の工夫 評価規準の設定・見直し,評価方法の工夫,評価結果が生徒の確かな学力向上につながるように指導過程を工夫する必要がある。 ・ 生徒の自己評価力を高め,生徒が自分で学習の改善を図れるようにワークシートや制作カード工夫する。【美術科】【国語科】【技術・家庭科】 ・ レポートのまとめ方や発表の仕方など基礎的基本的な技能などの定着を図る機会と場の設定が必要。【国語科】 ・ TTの機能を生かすために,授業前の事前打ち合わせや役割分担等を密に行う必要がある。【数学科】 ・ 家庭で実験結果をまとめたりする場合,生徒の思考の過程(課題解決の過程)を見ることができない。これをどのように評価するか,または授業の中で時間を確保するかが課題である。【理科】 ・ 評価の材料が提出物とテストに頼りすぎているので再検討したい。【理科】 ・ 体験的な活動をより系統的に入れ,基礎基本の習得に力を入れた学習訓練を大切に扱っていきたい。【音楽科】 ・ 自己評価,相互評価は単に発表を集中して聴くためだけでなく,音楽内容を明確に意識させたり,表現力を育てる手段としたい。 ・ 個々にあった到達目標の持たせ方を工夫する。【保健体育科】 ・ 1単位時間内にできるだけゲーム時間を確保する。【保健体育科】 ・ 基礎基本をきちんと把握し,正しく評価できる力をつける指導法を研究していく。【技術・家庭科】 ・ 評価方法を工夫して,生徒の変容をより的確に捉える必要がある。【英語科】 D 教育機器の活用 理科ではプロジェクターを活用して,視覚イメージによる理解を図ったり実験の方法や手順をわかりやすく示したりして,生徒の学力向上に効果をあげている。わかる授業を実現するために,パソコン,プロジェクター等の機能を活用する必要がある。 ・ プロジェクターを用いて,学習目標や学習の進め方を明確に持たせるためのガイダンスの工夫が必要。【国語科】 ・ 授業の中で,プロジェクターの活用も含めて,定着のための工夫をしていく必要がある。【理科】 ・ プロジェクターを活用し,教師の手元の作業や参考事例作品等の提示をし,より分かりやすい説明にしたい。【美術科】
E 研究の進め方についての課題 研究推進委員会,教科主任会,教科部会が連携を図り,それぞれの役割を明確にして研究をすすめていく必要がある。 ・ 日常の授業参観や資料・情報交換により,授業実践を通した研究を進めていく必要がある。【国語科】【英語科】 ・ 教材・資料や情報交換を教科部会で行い,今後も研究を進めていく。【数学科】 ・ 検証授業を実施し,表現意欲を高める指導法・評価規準を考えていくなど授業研究がその後の授業に生かせるようにする。【美術科】 ・ 検証授業に多くの先生が参加できるようにする。【技術・家庭】【音楽】【理科】【国語】 |